八王子市の外壁塗装でケレンを省略されないために|ケレンの種類・工程・見積書の確認ポイント

目次

はじめに

外壁塗装の見積書を見ていると、「ケレン」という言葉に気づくことがあります。「ケレン一式」とだけ書かれていて、何をするのか分からずに迷った、という方も少なくありません。ケレンとは、塗装をする前に、鉄部や金属部分の錆や古い塗膜を落とす下地処理のことです。目立つ工程ではありませんが、この工程の出来で、塗り替え後の持ちが大きく変わります。

八王子市の住宅でも、雨戸、シャッターボックス、水切り、手すり、庭の金属、外階段、廊下の手すりなど、鉄や金属でできた部分は多くあります。こうした部分は、雨風にさらされると錆びやすく、錆を落とさずに上から塗るだけでは、数年で塗膜が剥がれてしまうことがあります。

この記事では、八王子市で外壁塗装を検討している方に向けて、ケレンとは何か、ケレンの種類と、重要な理由、工程の流れ、見積書での確認ポイント、業者への質問の仕方を解説します。

下地処理の作業

ケレンとは何か

ケレンとは、鉄部や金属部分、または古い塗膜が残っている部分に対して、錆や剥がれかけた塗膜を、スクレーパーやワイヤーブラシ、電動工具などで削り落とす作業のことです。「素地調整」とも呼ばれ、塗装の下地を整える重要な工程です。

用語意味
ケレン錆や古い塗膜を落とす下地処理
素地調整塗装前に、塗る面を整える作業の総称
錆止め錆の発生を抑える専用の下塗り材
活膜古い塗膜のうち、素地にしっかり密着している部分
死膜浮いている・剥がれかけている古い塗膜

鉄部の塗装では、ケレンをしっかり行うことで、錆止めや上塗り塗料の密着がよくなり、塗膜が長持ちしやすくなります。

ケレンが必要なところ

外壁塗装でケレンが必要になるのは、主に金属や鉄でできた部分です。ケレンの対象になる部位を整理しました。

部位状態の例ケレンの必要性
雨戸・シャッターボックス錆や塗膜の剥がれ高
水切り・庇錆や、塗膜の部分的な剥がれ高
鉄製の手すり・フェンス錆の浮き・赤錆高
外階段・廊下錆や腐食高
雨どいの金属部分・金具錆や塗膜の剥がれ中
破風・軒天の金属部分錆や塗膜の剥がれ中
ガルバリウム屋根・トタン屋根錆や塗膜の劣化高
棟板金・けらばの板金錆や釘の浮き高

屋根や外階段、ベランダの手すりなどは、錆が進むと安全面の問題にもなりうるため、塗り替えを先延ばしにしないことが大切です。アパートの外階段などについては、八王子市の外壁塗装でアパートオーナーが失敗しないためにも参考になります。

ケレンの種類(1種〜4種)

ケレンには、作業の程度に応じた区分があり、一般的に「1種」〜「4種」と呼ばれています。区分の考え方は、工事の基準や業者によって多少異なりますが、一般的な目安を示します。

種類内容の目安主な用途
1種ケレンブラスト処理などで、錆や塗膜を完全に除去する鉄骨構造物などの大規模な工事
2種ケレン電動工具と手工具を併用し、錆・古い塗膜を広範囲に除去する錆が進行した鉄部
3種ケレン錆や剥がれかけた塗膜を除去し、密着している塗膜は残す住宅の鉄部・付帯部で最も一般的
4種ケレン汚れや粉化した塗膜を、軽く取り除く状態がよい塗装の重ね塗り前の調整

戸建て住宅の鉄部や付帯部では、一般的に3種ケレンが行われることが多く、錆が進行している場合は2種ケレンが必要になることもあります。見積書に「ケレン」とだけ書かれている場合は、「何種のケレンを、どこに行うのか」を確認しましょう。

ケレンが不十分だとどうなるか

ケレンを省略したり、不十分なまま塗装したりすると、次のような不具合が起きやすくなります。

不十分なケレンで起こること具体的な影響
錆の再発塗膜の下で錆が進む。数年で赤錆が浮いてくる
塗膜の剥がれ密着が悪く、塗膜がめくれて剥がれる
表面の凹凸錆の凸凹が残り、仕上がりが綺麗にならない
工事や費用の無駄早い時期に追加の補修が必要になる
鉄部の腐食錆が進行し、部材の交換が必要になる

特に、「錆を落とさずに上から塗る」という形で工事をしてしまうと、見た目は一時的にきれいになっても、数年で塗膜が剥がれてしまうことがあります。塗装の失敗事例は、外壁塗装で失敗しないために知っておきたいことでも解説しています。

錆の進行段階と対応

錆は、進行した状態によって、必要な対応が異なります。

進行段階状態対応
初期(点錆)小さな錆びが点状に発生ケレン+錆止め塗装
中期(赤錆の拡大)錆が広がり、塗膜が浮いてくるケレン(3種〜2種)+錆止め塗装
進行(浮き錆・剥離)錆が盛り上がり、金属が薄くなっている強めのケレンと補修、必要に応じて部材の交換
末期(腐食・穴あき)金属に穴が開いている塗装では直らない。部材の交換

錆が初期のうちに対応すれば、費用を押さえやすくなります。錆が目立ってきたら、早めに状態を確認してもらいましょう。

外壁や鉄部の劣化の確認

ケレンを含む鉄部塗装の工程の流れ

鉄部の塗装は、一般的に次のような流れで進められます。

工程内容目的
1.清掃・汚れ落とし汚れや粉化物を洗う・拭く塗料の密着を妨げる汚れを取り除く
2.ケレン錆・古い塗膜を削り落とす塗料が密着しやすい素地をつくる
3.錆止め塗装錆止め塗料を塗る錆の発生を抑える
4.中塗り上塗りと同じ塗料を塗る塗膜の厚みをつくる
5.上塗り仕上げの塗料を塗る色と耐久性を決める

この工程のうち、2のケレンと、3の錆止め塗装を省略すると、塗膜の寿命が短くなります。鉄部の塗装では、「ケレン→錆止め→中塗り→上塗り」の順で、省略せずに行うことが基本です。外壁塗装の全体の流れは、八王子市の外壁塗装の流れで解説しています。

見積書でのケレンの確認ポイント

見積書では、ケレンに関する次の点を確認しましょう。

確認項目見るポイント
ケレンの項目の有無鉄部の塗装に「ケレン」が含まれているか
ケレンの種類1種〜4種のどれを行うのか、記載があるか
対象箇所雨戸・手すり・水切りなど、どこをケレンするか
錆止め塗料の記載錆止めのメーカー・商品名・塗り回数
面積・数量「一式」ではなく、箇所数や面積で書かれているか
足場の有無高い場所の鉄部を、足場なしで行うといった記載ではないか

見積書の項目が「鉄部塗装一式」とだけ記載されている場合は、ケレンや錆止めが含まれているかを確認してもらいましょう。見積書の見分け方は、安い業者選びで失敗しないための見積もりの見分け方で解説しています。

業者に聞いてみたい質問

ケレンについて確認するときは、次のような質問が役立ちます。

質問確認したいこと
この鉄部は、何種のケレンを行いますか?作業の程度を明確に説明できるか
錆の強い箇所はどう対応しますか?箇所に応じた対応ができるか
錆止めは、どの塗料を使いますか?鉄部専用の塗料を使うか
ケレンの作業写真を残していただけますか?あとで見えなくなる工程を確認できるか
金属が薄くなっている場合は、どうしますか?部材交換を含めた選択肢を示してくれるか

質問に具体的に答えてくれるかどうかは、業者選びの判断材料にもなります。工事中は、ケレンの作業写真を残してもらうようにお願いしておくと、あとからの確認もできて安心です。

ケレンの費用の考え方

ケレンの費用は、鉄部塗装の費用の一部として計上されることが多いです。面積や箇所数、錆の程度によって変わります。

項目費用の考え方
付帯部(雨戸・水切りなど)の鉄部塗装外壁塗装の付帯部塗装に含まれることが多い
錆が進行した鉄部のケレン手間が増えるため、追加費用になることがある
外階段・手すりの大規模な鉄部塗装面積を基準にした単価で計算される
足場代外壁塗装と同時なら、共通の足場を使える

金額の目安については、八王子市の外壁塗装の相場で解説しています。鉄部塗装の費用を押さえるために、ケレンや錆止めを省略することはおすすめできません。錆が再発すると、結果的に費用がかさんでしまうことがあります。

ご自身でケレンや塗装をするときの注意点

鉄部の色あせや錆が気になり、ご自身で手を加える方もいらっしゃいます。ただし、次のような注意点があります。

  • 錆を完全に落とすには、道具や技術が必要
  • 粉塵や削りくずが飛び散り、目や皮膚を傷つけることがある
  • 古い塗膜には、鉄以外の成分が含まれていることもある
  • 高い場所の作業は、転落の危険がある
  • 錆止めや塗料の選び方を誤ると、かえって剥がれやすくなる

鉄部のケレンや塗装は、低い位置の小さな範囲であればご自身で行うことも可能ですが、ケレンの程度や範囲が大きい場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。DIYの考え方については、外壁塗装DIYで失敗しないためにで解説しています。

ケレンを含む付帯部塗装のメンテナンス

鉄部や付帯部の塗装は、外壁よりも劣化が早い傾向があります。定期的な点検と、早めのメンテナンスを心がけましょう。

点検のタイミング確認すること
年1回(秋・春)鉄部の錆や塗膜の剥がれがないかを地上から確認
台風・大雨のあと金属部のゆがみや破損を確認
5〜7年ごと鉄部の色あせや、塗り替えの検討
外壁塗装と同時付帯部をまとめて塗り替え

メンテナンスの周期の目安は、外壁メンテナンスで失敗しないためにで解説しています。雨どいの金属部分については、八王子市の雨どいで失敗しないためにもあわせてご確認ください。

実際にあったご相談事例

ここからは、ケレンに関して実際にいただいたご相談を、プライバシーに配慮し、複数の事例を組み合わせた形でご紹介します。

事例1:錆を落とさずに塗られて、数年で剥がれたBT様(八王子市・60代男性)

以前の工事で、雨戸や水切りを塗ってもらいましたが、数年で塗膜がめくれ、赤錆が出てきてしまいました。状態を確認すると、錆を十分に落とさずに上から塗るだけの施工になっていた可能性が高いと説明されました。今回はケレンと錆止めを明記した見積もりで、やり直しを行いました。「見えない工程こそ大事だと分かった」とお話しされていました。

事例2:見積書の「ケレン一式」を確認したBU様(八王子市・50代女性)

見積書に「ケレン一式」とだけ記載されていて、何をするのか分からずご相談いただきました。対象の箇所と、ケレンの種類、錆止めの塗料名を確認して、項目を分けて記載してもらうように依頼して、納得して進められました。「内訳が分かって安心した」とお話しされていました。

事例3:外階段の錆を早めに直せたBV様(八王子市・70代男性)

外階段に点錆が出ているのに気づき、早めに点検を依頼しました。初期の錆だったため、ケレンと錆止め塗装で対応でき、部材の交換を避けられました。「気づいたときに直せてよかった」とお話しされていました。

※上記は複数のご相談内容を組み合わせた事例であり、特定のお客様の実例そのものではありません。

よくある質問

Q. ケレンとは何ですか?

A. 鉄部や金属部分の錆や古い塗膜を削り落とす、塗装前の下地処理です。ケレンの出来が、塗り替え後の持ちに大きく影響します。

Q. ケレンの種類はどう選んでいますか?

A. 錆の進行度や部位に応じて選ばれます。住宅の鉄部では3種ケレンが一般的で、錆が進行している場合は2種ケレンが必要になることもあります。見積もりの段階で、種類を確認しておきましょう。

Q. ケレンをしないとどうなりますか?

A. 錆が再発したり、塗膜が剥がれたりしやすくなります。見た目は一時的にきれいになっても、数年でやり直しが必要になることがあります。

Q. 錆が進んで穴が開いています。塗装で直りますか?

A. 金属に穴が開いている場合は、塗装では直りません。部材の交換や補強が必要になります。早めに専門業者に状態を確認してもらいましょう。

Q. 見積書に「ケレン」がない場合はどうすればいいですか?

A. 鉄部の塗装が含まれているにもかかわらず、ケレンの項目がない場合は、省略されている可能性があります。業者に確認して、項目を追記してもらいましょう。

まとめ:ケレンは、見えないけれど塗装の持ちを決める工程

ケレンは、鉄部や金属部分の錆や古い塗膜を落とす、塗装前の重要な下地処理です。見た目には現れにくい工程ですが、ケレンを丁寧に行うかどうかで、塗り替え後の持ちが大きく変わります。

大切なのは、次の3点です。

  • 鉄部や金属部分を確認し、ケレンと錆止め塗装を省略せず行う
  • 見積書では、「ケレン一式」ではなく、種類・対象箇所・錆止めの塗料を確認する
  • 錆が初期のうちに対応し、ケレンの作業写真を残してもらう

合同会社IC ReHOMEは、八王子市を中心に外壁塗装・屋根塗装を手がける地域密着の会社です。鉄部・付帯部の状態確認や、見積もりのご相談も、現地調査・お見積もりを無料で承っております。お気軽にご連絡ください。


八王子市の外壁塗装のご相談は、下記お問い合わせページよりお気軽にご連絡ください。

IC REFORM CONTENTS

外壁塗装で失敗しないために役立つ情報が満載!

お悩み解決に役立つ情報がたくさん!ぜひご覧ください。

雨漏り診断
無料

雨漏り診断

雨漏りの原因を徹底調査!
早期発見で被害を最小限に。

建物診断
無料

建物診断

建物の劣化や不具合をしっかりチェック!
安心の住まいをサポートします。

八王子市で外壁塗装をお考えの方へ

品質にこだわる塗装工事なら IC ReHOMEにお任せください!

\ 外壁・屋根・雨漏りのことなら、どんなことでもご相談ください! /

⌂

ご相談

無料

▦

お見積り

無料

☑

現地調査・診断

無料

✓

しつこい営業は一切いたしませんのでご安心ください。

皆様のお問い合わせを
心よりお待ちしております!

目次